どうも!やまびこです♪😊🍀
今日は、1巻出版から33年の時を経て、ついに完結した『創竜伝』について書きます♪ 😆✨
1.『創竜伝』について
『創竜伝』と聞いてピンとくる方は少ないかと思いますが、小説家・田中芳樹先生を知っている方は多いのではないでしょうか?
その名前は知らずとも、『銀河英雄伝説』や『アルスラーン戦記』の作者であると聞くと分かる方は更に増えるかと思います♪
さてさて、『創竜伝』について簡単に紹介します♪
『創竜伝』は、伝奇アクションノベルです!
四海竜王という竜の子孫であり、その転生した姿である竜堂四兄弟が現代の日本を風刺した世界で悪人たちと戦っていく物語です!
竜堂四兄弟の名前も個性的で、上から始・続・終・余の男四兄弟です!
あきらかに三兄弟にするつもりだったのに、四人目が産まれてしまった系の名前です!
個人的には、竜堂四兄弟の会話が非常に好きで、会話だけで笑える場面が数多くあります。また、今の日本で実際に起こった事件を風刺した内容も含まれており、元ネタを知っているとより楽しめる作品となっています。
『創竜伝』は、大きめのサイズのノベルズ版もありますが、CLAMPが挿絵を描く文庫版も出版されています。僕が初めて読んだ『創竜伝』は文庫版で、CLAMPの挿絵に惹かれて手にとったことを覚えています♪
そんな『創竜伝』ですが、「まさか、完結するとは思わなかった!」というのが、一読者としての正直な感想です!
田中芳樹先生自身が遅筆家であり、数年前まで「完結させた作品は『銀河英雄伝説』と『夏の魔術』シリーズのみ」と言われていたほどに、完結させた作品が少ない作家なのです。
しかし、2017年に田中芳樹先生の代表作の一つ『アルスラーン戦記』が完結しました。そのときから、流れが変わってきたように感じます。
2019年10月に、12年ぶりとなる新刊『創竜伝14』が出版され、2020年12月に最終巻となる『創竜伝15』が出版されました。
それによって、第1巻出版から33年の月日を経て、ついに『創竜伝』は完結したのです!!😆🌈
2.人気キャラクター「小早川奈津子」の活躍!
『創竜伝』を語る上ではずせないのが、人気キャラクターの「小早川奈津子」です!
「どんな女性なのだろう?」と期待する方もいると思いますが、序盤の悪役「船津 忠巌(ふなづ ただよし)」の娘という設定で登場した彼女は、残念ながら巨体のオバサンです!
しかし、竜堂四兄弟に相対する敵役たちが死を迎える中、「小早川奈津子」は一線を画する敵役でした!
あえて表現するのであれば、アンパンマンにおけるバイキンマンであり、ポケモンにおけるロケット団的な立ち位置にいるのが「小早川奈津子」です。
「どんなにやっつけても、懲りずに復活する敵役」
作者である田中芳樹先生も、自分で作り上げたキャラクターでありながら相当に扱いに困っていたようで、数年前のインタビューで「大人しく倒されてくれなさそう・・・」といったことをぼやいておられたことを覚えています。
物語の中で、敵も味方も第三者も、とにかく話を引っ掻き回す「小早川奈津子」の活躍は、とにかく読んでいて面白いのでぜひ見てほしい場面です!🤩🍀
3.さいごに
『創竜伝』の完結。その終わり方には様々な意見があるようですが、ネット上の記事では「よくぞ終わらせた」という好意的な意見が多いように感じます。
僕自身も、物語の完結を見ることができて非常に嬉しく思っている一人です!
これから『創竜伝』を読む方は、ぜひとも10巻まで読んでほしい!!
『創竜伝10 大英帝国最後の日』は、僕が読んできた小説の中でも最高に面白い一冊で、読んでいて笑える場面が多数あります!
そんな『創竜伝』!
気になった方も気にならない方も、ぜひとも読んでほしい作品です!
😄✨🌈