どうも！やまびこです♪😊🍀
今日は、『ものづくりにおける「日本独自の製品規格」の大切さとその重要な役割』というタイトルで書きます♪😆✨
１．「規格」と、その大切さについて
「日本で使われる製品の規格」と聞いても、ピンとくる人は少ないと思います。
なぜならば、規格はものを作る人が意識していることであって、使う側の人はほとんど意識せずに生活をすることができるからです。
しかし、人々の生活は「規格」であふれていて、その「規格」のおかげで快適な生活を送ることができているのです。
例えば、この記事を読んでいるであろうスマートフォン。
その充電端子は、規格でどのような作りとするかが決まっています。
もし、規格が決まっていなかった場合、機種ごとに充電端子が違うという事態に陥ってしまうでしょう。
もう一つ例をあげるとすれば、パソコンのキーボードのキー配置です。
もし、パソコンごとにキーボードの配置が違っていたとしたら、パソコンを変えるとタイピングができなくなってしまいます。そうなった場合、パソコンのユーザーは非常に困ったことになります。
こういったように、「規格」というものは生活の中に数多く存在しており、快適な生活をおくる上での一助となっているのです。🤩🍀
２．日本の独自規格が持つ役割
さてさて、今回の主題は「日本で使われる製品の規格の重要性について」です！
キーボードのキー配置や、パソコンのUSB端子といったように、世界共通としたほうが良い規格はいくつもありますが、それと同時に、様々な分野ではその国独自の規格を使用している製品群も多数あります。
日本で言えば、JIS規格が有名だと思います。
JIS規格の正式名称は「日本産業規格」。様々な産業用の製品の規格の集合体がJIS規格です。
このJIS規格は、日本で製造・販売される製品の安全性を確保するための大きな力となっています。
それと同時に、JIS規格は日本の産業から生まれた製品の市場を外国から守る役割も持っています。
この「日本の製品の市場を守る」という規格の役割は、JIS規格だけでなく、日本独自に存在する様々な規格すべてに当てはまる、規格の重要な役割です。
規格は、一般的に製品の安全性を確保するために作られているという面ばかりがピックアップされますが、ものづくりに関わって十数年の経験がある僕からすると、「日本の製品の市場を守る」という側面も、安全性を確保することと同様に重要な面だと思っています。
というのも、JISを始めとする規格があることで、海外メーカーが日本で製品を製造・販売する場合も、その規格を満たす必要があるからです。
その日本の製品の規格を作っているのは、日本の有力企業や大学教授などの有識者です。そして、規格というものは、数年おきに改定がなされるものです。
そのため、日本企業は「次にどのような改定がされるか」というのを自由に決めることができる上に、自社の製品は自由に日本国内に売ることができるのに対して、海外メーカーは日本規格の改定後に規格を読み、それに合った製品の開発を開始することになるのです。
そして、新製品がでた１～２年後には再度、日本規格が改定され、場合によってはその新製品とは別の新製品の開発を行うこととなります。
つまり、日本のメーカーは自由に製品を売れるのに対し、海外メーカーは常に後手に回り、一歩遅れてしまうように作られているのです。
このようにして、日本のメーカーは海外メーカーから日本の市場を守るための努力を行っているのです。
３．規格にある「市場を守る」という役割の重要性
このように、規格には「日本の製品の市場を守る」という役割があります。
こういった仕事は、直接日本企業の利益につながるものではありませんが、非常に重要な仕事です。
なぜならば、僕の友人で経営者の向山雄治さんも、「直接の利益にはつながらず、市場を守る」という活動をされているからです。
僕自身、経営者というものは、自分の利益追求を行うものだという認識をもっていたため、その話をお聞きしたとき意外だと感じたことを覚えています。
しかしそれは、それだけ「市場を守る」ということが大切なことであるのの裏返しだと思っています。😉🍀
４．さいごに
今回は、「日本で使われる製品の規格」について書きました♪
この記事を書いてみて、「日本で使われる製品の規格」の重要性をより理解できたように思います。
この記事は、僕が経験してきたことを書いたものなので、読んだ方の何かに役に立ってもらえれば幸いです♪
😄✨🌈
