どうも!やまびこです♪
今日は、『夢を追う人の力を感じる!人工閉鎖生態圏「バイオスフィア2」についての考察』というタイトルで書きます♪
(出典:Carol M. Highsmith / Buyenlarge / Getty Images)
1.夢を追う実験「バイオスフィア2」
最近、宇宙開発が非常に盛んになっています。
特に、スペースXのイーロン・マスク氏などは、火星移住計画を本気で進めています。
しかし、1990年代に火星移住を夢見た人が行った実験「バイオスフィア2」を知っている人は少ないのではないでしょうか?
「バイオスフィア2」とは、直訳すれば「第二の生態圏」。
第一の生態圏は地球なので、もう一つの地球環境を作ろうとした実験です。
具体期な内容はこうです。
まず、アリゾナ州の砂漠に閉鎖された建物の中で人工的に生態系を作ります。
その中に、男性4人・女性4人が入り、その建物を外界と完全に切り離します。
そして、その中で生活するとどんなことが起きるかを実験したのです!
そして驚くべきは、この計画に使われた資金と施設の巨大さです。
使用された金額は2億ドル(約215億円)、施設の大きさは3エーカー(12140m2)。
もともとは、1970年代から計画があり、それを実際に実験を行ったのですから、とてつもない熱意だと思います!
(出典:Peter Menzel/NEON)
2.「バイオスフィア2」についての考察
「バイオスフィア2」は、最終的には失敗に終わったと言われています。
男性4人、女性4人合計8人は、2年間の間「バイオスフィア2」で生活をすることになったのだそうですが、内部の環境は荒れに荒れ、生態系も人間関係もズタズタだったのだそうです。
この実験は、地球環境がいかに得難いものであるかを伝えるとともに、それを作ることの難しさを伝えています。
しかし、実際に火星移住計画を進めるとなると、この「バイオスフィア2」での実験結果は避けては通れない問題だと思います。
火星を緑化するテラフォーミングにしても、火星にドームを作って生態圏を作るにしても、一度実験をして実際に可能かどうかを検証する必要があります。
そしてその際は、「バイオスフィア2」が目指したように、独立した生態圏を作成することが必須となります。
今後また、「バイオスフィア2」のような計画が持ち上がり、実際に実験が行われるのではないかと思っています。
3.さいごに
「バイオスフィア2」は、とても夢のある実験だったと思います。
その意義は、ただ単に「失敗だった」で終わるものではなく、今後必ず活かされていくのだと思います。
そして、その実験が示すものは時代によって認識が変わっていくのではないでしょうか?
今後、イーロン・マスク氏が掲げる火星移住計画がどうなっていくのかも注目です。
その際には、必ず「バイオスフィア2」の実験が何らかの影響を及ぼすのではないかと期待してます。