やまびこアンテナ

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面白い!一兵士が必死に生き抜く様を描く『濁る瞳で何を願う ハイセルク戦記』

どうも!やまびこです♪

 

今日は、『濁る瞳で何を願う ハイセルク戦記』を紹介します♪

(出典:https://www.amazon.co.jp/

 

1.『濁る瞳で何を願う ハイセルク戦記』とは?

『濁る瞳で何を願う ハイセルク戦記』(以降、ハイセルク戦記)は、小説家になろうで連載されている、ダークファンタジー的な戦記物の小説です。

コミカライズも連載されていて、物語のダークな印象がうまく表現されている漫画となっています。

 

主人公のウォルムは、ハイセルク帝国の兵士。

いわゆる現代日本から転生した主人公ではありますが、チート能力などはなく、ただひたすらに魂を削りながら戦争をしています。

そして、その戦争は激化していき、生き抜くために必死で戦うウォルム自身も少しずつ強くなっていくといった物語です。

 

2.『ハイセルク戦記』の特徴と魅力

この『ハイセルク戦記』の特徴は、主人公のウォルムと王や貴族との関係性にあると思います。

ここ最近の戦記物の特徴として、功績を立てた主人公が王や貴族とつながって、大きな軍を編成したり、力を認められて側近に抜擢されるといった展開が多いように思います。

 

しかし、この『ハイセルク戦記』は、そういった作品とは違い主人公ウォルムと王侯貴族との関係が遠いのです。

もちろん、功績を認められて恩賞をもらう際に大貴族と会う描写はあります。大貴族はウォルムの力を認めてはくれます。それでも、貴族と平民の兵士との役割はしっかりと線引がされていて、ウォルムは再び前線へと向かうこととなります。

 

ファンタジー世界でありながらも、こういった現実味のある描写は僕自身かなり好みです。

 

さらに、敵側も味方側も、描かれている人間関係がとても良く、物語を面白くしています。

ダークファンタジー作品としても非常によくできているので、気になった方にはぜひ読んでほしい作品です♪

 

3.さいごに

『濁る瞳で何を願う ハイセルク戦記』は、ダークファンタジーとしてとても面白い作品です。

大局に流され、戦場すらもコントロールできずに翻弄される主人公。

理不尽な世界で必死に生き抜くその姿がとても魅力的な作品です。

非常に面白いので、ぜひ読んでみてほしいです。