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佐賀城 重要文化財 鯱の門と復元された本丸歴史館が魅力!

どうも!やまびこです♪
今日は、佐賀市のシンボルともいえる「佐賀城」について紹介します。

 

 

佐賀城は、佐賀市に位置する歴史的な名所で、鍋島藩の居城として長い間佐賀の中心地として栄えてきました。佐賀城の歴史は、もともと佐賀を治めていた龍造寺氏の村中(むらなか)城が起源です。その後、鍋島直茂とその子、勝茂によって拡張・整備され、慶長16年(1611年)に完成しました。

1.佐賀城の歴史と特徴

佐賀城は、平地に築かれた「平城」というタイプの城で、壮大な規模を誇っていました。本丸は東西約126メートル、南北約122メートルの広さがあり、その西北部には四重五階の天守閣がそびえ立っていました。当時の石垣の高さは約9メートル、かなり高い位置に築かれていたことがわかります。

また、佐賀城は周囲に濠(ほり)を設け、その幅はなんと80メートルにも及びました。濠と土手が城を囲むように作られており、外から城内を見られないように樹木を使って工夫されていました。城内にある松や楠(くすのき)は、この城を守るために大切に植えられた樹木で、当時の防御力を高めるために重要な役割を果たしていたと考えられています。

 

2.たび重なる火災と「佐賀の役」

佐賀城は、残念ながら何度も火災に見舞われました。その度に焼失し、再建を繰り返してきました。しかし、最も大きな破壊は明治7年(1874年)に起こった「佐賀の役」によるもので、この戦いで城の一部の建物が破壊されました。

その後も、年々壊れた建物が解体されていき、現在では本丸の門である「鯱(しゃち)の門」とその続櫓(つづきやぐら)、そして石垣のみが残っています。鯱の門は、白い壁が特徴的で、両端には青銅製の鯱(しゃち)が置かれています。この「鯱の門」は、戦争の跡を今も留めており、門には「佐賀の役」の弾痕も残っていて、当時の激しい戦闘を物語っています。

この鯱の門と続櫓は、現在も国の重要文化財として指定されています。建物に触れることができる場所も少ない中で、これらの貴重な建築物に触れることができるのは大きな魅力です。

 

3.佐賀城跡と周辺の公園

現在、佐賀城跡は「県立佐賀城公園」として整備されており、地元の人々や観光客に親しまれています。お濠には水鳥や鯉が泳ぎ、大小の噴水が音を立てて美しい景観を作り出しています。また、芝生の広場も整備されており、季節ごとに桜やツツジ、蓮(はす)の花が咲き、四季折々の風景を楽しむことができます。

さらに、濠の端には、樹齢300年以上とも言われる大楠が並んでいます。これらの楠は、今では県の天然記念物に指定されており、その存在感と長い歴史を感じさせてくれます。散策をしながら、この壮大な樹木たちを眺めるのも、佐賀城跡ならではの楽しみ方です。

また、佐賀城の本丸を復元した佐賀城本丸歴史館は、無料で入場することができる歴史館で、佐賀の歴史を学ぶ上で非常に良い施設です。

 

城跡を訪れる際には、交通アクセスも便利です。佐賀駅から徒歩で30分、タクシーを使えば10分ほどで到着します。公共交通機関を利用する場合は、佐賀市営バスの「佐賀城跡線」に乗れば、バス停から徒歩1分という近さです。駐車場も完備されており、無料で利用できるので、車でのアクセスも問題ありません。

 

4.さいごに

佐賀城は、単なる観光名所にとどまらず、佐賀の歴史や文化を感じることのできる場所です。城跡を訪れることで、鍋島藩の栄華や、数々の戦争の歴史を肌で感じることができるでしょう。今でも残る鯱の門や続櫓、さらには美しい公園の景観など、見どころが満載です。

佐賀城跡は、歴史と自然が融合した絶好の散策スポットです。次回佐賀を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください。