やまびこアンテナ

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盲点だった!「洋上風力発電」を推進する上で考慮すべき5つ目の視点

どうも!やまびこです♪😊🍀

最近、興味がある「洋上風力発電」!!

先日は、『「洋上風力発電」での大規模発電を実現する上で必要になる4つの視点』という記事を書きました♪

yamabiko-a4.hatenablog.com

そして今回は、前回の記事を書いたときには見落としていた「ほとんど報道されていない5つ目の視点」に気がついたので、それについて書いていきます♪

その5つ目の視点とは、「漁業者」から見た視点です!😆✨

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1.ことのはじまり

先日、高校時代の親友の橋本浩司くんと話をしていたときに、最近「洋上風力発電」に興味があって調べていることを話しました。

橋本くんは、僕の県でも有数の進学校にほとんど勉強をせずに合格したほどの優秀な頭脳の持ち主です!久しぶりに話す橋本くんとの会話は非常に面白かったのですが、その中で気になる話がでてきたのです!

どうやら、橋本くんの友人に洋上風力発電関連の仕事をしている友達がいるそうなのです!

詳しく話を聞いてみると、その友達曰く福島県沖の浮体式洋上風力発電が中止となったのは、漁業者からの反対があったからである」とのこと。

この「漁業者からの反対が中止の理由」というのは、又聞きであるため信憑性が薄い内容ではあります。

しかし、先日記事に書いた「4つの視点」とは別に、「5つ目の視点」として「漁業者の視点」があると気がつき、詳しく調べてみることにしました♪😉🍀

 

2.「文責」を確認することの大切さ

今回の記事を書くに当たり、注意した点があります。

それは「文責」を確認することです。

これは、僕の友人で経営者の向山雄治さんに教えていただいたことで、「その文章の責任が誰にあるのか」を確認するということです。

情報化社会の中では、様々な情報が飛び交っています。その中で、書かれている文章の正確性は非常に重要となります。だからこそ、「その文章の責任が誰にあるのか」は、情報を見る上でまず最初に確認すべき事項だと思います。

この「文責」が、政府や新聞社の公式HP、著名人、その分野の第一人者からの情報であれば、その正確性は高いと言えます。

「文責」の大切さを教えてくださった向山さんは、株式会社RNSという会社を創業された経営者であり、非常に先見の明に長けた経営者です。おそらく向山さんは、企業経営をされる上で、情報の取りどころには非常に気を使っているのだと思います!

そしてこの記事は、「文責」をしっかりと確認した上で、正確性が高いソースから情報を取ることにこだわり、僕の見解をまとめました♪😆🌈

 

3.中止となった福島県沖の「洋上風力発電」の設備について

今回、「漁業者からの反対が中止の理由」と聞いた風力発電設備について、簡単に説明します。

この福島県沖の洋上風力発電設備は、国が浮体式洋上風力発電の実験設備として作った風力発電の設備です。「浮体式」のため船のように海に浮いており、設置されているのは福島県沖約20kmの位置です。沿岸にある洋上風力発電設備が海辺から十数メートルにあることを考えると、非常に遠い位置にあります。

そのため、住民からの騒音に対する反対はないと思われます。

しかし、海の上に巨大な船が浮かんでいるのと同じことになるため、船舶が付近を通る際には注意が必要です。なぜならば、「浮体式」は海の上に浮かんでおり、海中に固定されているわけではないため、GPSなどで「浮体式洋上風力発電設備」がある正確な緯度経度を知ることができないからです。

大嵐の高波や暴風によって海上の見通しが悪い場合、「浮体式洋上風力発電設備」は非常に危険な障害物となる可能性が考えられます。以下の写真を見ると、その設備の大きさがよく分かるかと思います。

つまり、漁業者が反対する可能性は十分にあると考えられます。

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福島沖での浮体式洋上風力発電システム

(出典:https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/renewable/wind/index.html

 

4.ほとんど報道されていない「漁業者の声」

さてさて、本題に移ります。

この「漁業者の声」を報道するニュースは、Googleで検索をしてみると分かるのですが、驚くほど少ないのです!「洋上風力発電」・「漁業」で検索をして出てくる記事は、ニュースではなく論文です。

またその論文は、沿岸漁業を守る側の立場の方が書く『「洋上風力発電」と「漁業」の両立を目指した内容』がほとんどです。

検索を続けて探したのですが、『漁業組合の反発!「洋上風力発電」に反対の声』といった漁業者が「洋上風力発電」に反対する声を伝えるニュース記事を見つけることはできませんでした。

 

5.毎日新聞の記事の見方の変化

また、先日紹介した毎日新聞の記事を見ると、気がついたことがあります。

mainichi.jp

この記事の福島県沖洋上風力発電というのは、橋本くんの友人が「漁業者の反対が中止の理由」といった風力発電設備です。

記事の中に、「漁業者」についての記載がないのはもちろんですが、この洋上風力発電設備を「原発事故からの復興の象徴」だと書いてあります。

この記事を読んだときの僕の感想は「復興の象徴がなくなって残念」・「これから国は風力発電に力を入れていくようだ」です。

僕は、福島県の方々が「復興の象徴」を望んでいると考えてしまいましたが、福島県の方々が最初に望むのは、「象徴」ではなく、「日々の生活」と「復興の完遂」ではないでしょうか?

この記事は、「漁業者」の視点から記事を読むと、内容が同じでも違ったことを連想するということを、強く感じた印象的な記事となりました。

 

6.主な反対意見は住民の声

「洋上風力発電」に反対をする声というものは、当然ではありますが見つけることができます。しかし、主な反対意見は風力発電所周辺の住民の方々の声なのです。

風力発電設備の騒音は、プロペラから発生する重低音です。ライブなどに行ったことがある方は分かるかと思いますが、重低音は体に振動として響き、壁などを貫通します。そのため、対策は「距離を取る」こととなります。

この騒音による健康被害が「洋上風力発電」の反対意見の主な理由であり、漁業者の声が書かれている記事は発見できませんでした。

 

7.『漁業と協調する「洋上風力発電」』を推進する政府

さらに、Googleで「洋上風力発電」・「漁業」で検索をかけると、水産庁のホームページが検索記事のトップとして上がりました。

タイトルは「漁業と協調する洋上風力発電について」です。

水産庁は、農林水産省の下部組織のため、「洋上風力発電」を積極的に進めている経済産業省とは別の組織になります。

しかし、経済産業省とは別の組織の水産庁が「漁業」と「洋上風力発電」の協調を推進しているということは、政府が全面的に「洋上風力発電」は推進する方針であることが推察されます。🤩🍀

 

8.さいごに

今回は、「洋上風力発電」に関する5つ目の視点として、漁業者の声について書きました。今回は「漁業者の声」に関する情報が少なかったため、Google検索を行った上で情報を精査し、僕の見解を書いた形となりました。

これは僕の推察ですが、これから政府は「洋上風力発電」を推進していく上で、日本沿岸の洋上風力発電設備を拡張させつつ、「浮体式」の研究を進め、ゆくゆくは「浮体式」の風力発電所も多数建設するのではないかと思います。

そしておそらく、政府が強く推進している「洋上風力発電」の建設ラッシュは止めることはできないと思います。だからこそ、漁業者の生活を守るために、「洋上風力発電」は漁業者との協調をしっかりと行った上で推し進める必要があると思います。

また、今回の記事を書いたことで、僕自身は「文責」を確認することの大切さと、1つの情報を多数の視点でみることの大切さを学びました。

これから記事を書いていく上で、この2つのことを大切にして、記事を書いていきます♪

😄✨🌈

 

【参考文献】

経済産業省 資源エネルギー庁

www.enecho.meti.go.jp

 

タイナビ発電所

www.tainavi-pp.com

 

水産庁

www.jfa.maff.go.jp

 

福島洋上風力 コンソーシアム

www.fukushima-forward.jp

 

一般社団法人海洋産業研究会

洋上風力発電と漁業協調・地域振興について

https://www.rioe.or.jp/201812.pdf