やまびこアンテナ

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「受けた恩は返す」という強い信念を生んだ、台風の日の決断と冒険

どうも!やまびこです♪

 

今日は、『「受けた恩は返す」という強い信念を生んだ、台風の日の決断と冒険』というタイトルで書きます♪

 

1.鮮明に思い出せる台風の日の冒険

さてさて、今回書いていくのは、僕の中で鮮明な思い出となっている台風の日についてです。

ぼくはその日、僕のちょっとした冒険をしました。その恩恵が非常に大きなものとなり、今でも僕の中に息づく強い信念となったので、今回はそのことについて書いていきます♪

 

a) 飲み会の日に台風がやってきた!

上京してしばらくした頃、台風によってJR線が運休するという事態が発生しました。

 

その台風の日、僕は東京の郊外にある職場にいました。

ちょうど会社から帰るときに台風の暴風域が重なり、電車はすべて停止!!

ただ電車が停止しただけであれば、台風が過ぎ去って電車が再び走るのを待てばよかったのですが、僕にはなんとしてでも都心に戻る必要がありました。

 

それは、ちょうどその日に僕の友人の向山雄治さんが都心のカフェバーを貸し切っての飲み会が企画されていたからです。

当時から僕は向山さんにお世話になっていました。

しかしながら、外はまさしく嵐と言える大荒れの天気です。

電車が停止している以上、僕だけでなく多くの人が飲み会には行けないだろうと予測されました。

 

b) 決断!

そのとき、僕は「台風なので行けません」というのは簡単でした。

メールで一言、そのことを伝えればよかったからです。

 

しかし、僕の義理人情の部分がどうしてもその選択を許すことができませんでした。

なぜならば、これまでいろんなことでお世話になっている僕が、自分の希望で飲み会に行きたいといった僕が、台風程度に負けて意見を翻すことが許せなかったからです。

そこで僕はなんとしてでも飲み会に参加することにしました。

 

c) タクシーを探せ!

そうなると、まず行動です!

僕は会社を出ると、まずバスで近くの最寄り駅へ急ぎました。

その駅からタクシーで都心へ戻ろうと思ったのです。

 

しかし、東京に住んでいる方であれば分かるかと思いますが、台風の日のタクシーは長蛇の列ができるのです。

当然ながら、その日もタクシーは長蛇の列ができており、駅のロータリーに入っていくるタクシーはまばらです。

「ダメだ、タクシーは待てない!」

そう思って、駅の周りを走り回っていたところ、たまたま近くのビルに人が降車しているタクシーを見つけました。

 

僕はそのタクシーの下へ急ぎ、運転手さんに声をかけました。

「あの、このタクシー、乗れますか?」

「いや、残念ながら乗れないんです」

その理由を聞いてみたところ、ちょうどそのタクシーは都心から郊外へやってきたタクシーだったのです。

話を聞いてみると、タクシーにはそれぞれの地域でルールがあり、郊外から郊外への運転はできないと言ううのです。

そこで、僕は聞きました。

「あの、都心へ向かいたいのですけど、それなら乗ることは可能ですか?」

「あ、それなら大丈夫です!」

そう!なんと、都心から郊外へ来たタクシーは、郊外から都心へ向かう際にお客様を乗せることができるのだそうなのです!

僕はそのタクシーに飛び乗って、都心の飲み会が開かれるカフェバーへ急ぎました。

首都高速まで使ってカフェバーへ着いた際、かかったお金は1万円以上!

ひやひやしながらタクシーの料金メーターが上がっていくのを見続ける時間は、まさに冷や汗ものでした。

 

d) 飲み会会場へ到着!そして・・・

その後、タクシーにお礼を言ってカフェバーに入った僕はびっくりしました!

なんと、非常に多くの友人がすでにカフェバーには集っていて、どんちゃん騒ぎをしていたのです!

 

そして、僕が来たことに気がついた向山さんは、僕のところへ来てこういったのです!

「来てくれてありがとう!せっかく来てくれたから、今日は1000円でいいよ!」

僕は、一瞬何を言われたのか分かりませんでした。

「1000円でいい?」

思ったよりも人がいてびっくりしましたが、台風のせいで明らかに人が少なくなることが確定している飲み会。間違いなく赤字です。

それなのに「1000円でいい」というのは、僕の理解を超えた対応でした。

 

しかし、そのときに僕の中に残ったのは、「交通費1万円をかけて、飲み会に来てよかった」ということです。

その後も飲み会は続き、とてつもなく盛り上がりました。

それも当然!わざわざ台風の日に飲み会に行こうというメンバーばかりなのです。

めちゃくちゃ意識の高いメンバーばかりが集まっており、とにかくみんなで盛り上がって楽しい時間でした。

 

2.僕が手に入れた2つのもの

この経験で僕はいくつかの気づきを得ました。

まず、1つ目は自分で決断しチャレンジしたことは強い信念を生み出すということです。

台風の日に電車が止まっている中、東京の郊外から都心へ1万円ものお金をかけて向かうというのは、普通はしないと思います。

しかしその経験は、僕の中で「受けた恩は返す」という強い信念となり、今も僕の中に残っています。

その信念は、今この瞬間に1万円を出して買えるものではありません。

あの暴風吹き荒れる台風の日だからこそ手に入ったものなのです。

『僕は、1万円で「受けた恩は返す」という強い信念を手に入れた』

そう考えると、僕は非常に良い買い物をしたなと思います。

 

次に気がついたのは、「カッコいいお金の使い方というものがある」ということです。

明らかに赤字の飲み会で飲み会の参加費を1000円とした向山さんの男気と価値観は、とてもカッコいいものとして僕の目に映りました。

「そのようなイキのいい金の使い方がある」

それを知ったことで、僕は向山さんのようなお金の使い方をしてみたいと思いました。

 

「台風の日に、東京の郊外から都心へとタクシーで移動する」

概要だけを書くと簡単ですが、あの日僕は非常によいものを手に入れることができたと思っています。

 

3.さいごに

今回は、僕が台風の日に手に入れたものについて書きました。

あの台風の日に手に入れたものは、僕の中で大切な信念となっています。それがどう僕の今後に活きていくかは僕次第ではあります。

しかし、確かに言えるのは、困難な状況の中での決断が大きく強い信念を作るということです。

このことは、おそらくすべての人に共通することだと思います。

もし、このことを覚えているのであれば、いざという時よりよい選択が出るはず。

僕自身、今後そのことをしっかりと心に刻んでいこうと思います。