やまびこアンテナ

ポジティブ!熱血!論評所♪(σ≧∀≦)σ

北海道出身の天才・山田基博さんと、北海道開拓を支えた山田風車!

どうも!やまびこです♪😊🍀

 

今日は、北海道出身の一人の天才!

『山田基博(やまだともひろ)さんと、山田風車』について書きます♪😆✨

f:id:yamabiko-a4:20201108220104p:plain

山田基博さんと山田風車(左:恵風、右:天風)

(出典 http://yamadawindmill.web.fc2.com/fusya.html

 

1.山田基博さんとは?

山田基博さんは、1918年(大正7年)に北海道の名寄市に産まれます。

当時の北海道は電化が進んでいなかったそうです。

そこで山田さんが考えたのは、風車を作って電力を得ること!

なんと、山田さんは小学校5年生のときに発電用の風車を作ってしまったのだそうです!

エゾマツを翼としたその小型風車は、戦前に200台ほど普及しラジオや電灯の電源として使われたのだそうです!

この風車が「山田風車」なのです!!

小学校5年生といえば、わずか10歳・・・!!!

正直に言って、信じられないくらいスゴイ!!!

 

その後、山田さんは「株式会社山田風力電設工業所」という会社を立ち上げ、山田風車に改良を加えながら風車を普及させていきました。

「山田風車」は、戦後「北海道開拓のシンボル」と呼ばれるほどに普及し、1960年代の最盛期には北海道だけで数千機の風車があったそうです。😉🍀

 

2.「山田風車」の驚異的な性能!

「山田風車」は、驚異的な性能を持っていました。f:id:yamabiko-a4:20201108201512p:plain

(出典 http://www.econ.ryukoku.ac.jp/~kenji/fushimi/pdf/s_matsuoka.pdf

 これが静止した「山田風車」の写真です。

木製のプロペラの風車。一見すると、とても高性能には見えない風車です。

しかし、この「山田風車」は高性能・高耐久・安定した電力供給という3点を兼ね備えているのだそうです!

 

一般的に思い浮かべる風車であれば、風が強くなればプロペラの回転は速くなり、風が弱くなればプロペラの回転速度は遅くなります。

それに対して、「山田風車」は暴風が吹こうとも安定した電力供給を可能としました。

下記の図と引用が「山田風車」の一つ「天風」の仕組みです。

風力発電の基礎シリーズ-画像120606

(出典 https://www.neomag.jp/mailmagazines/topics/letter201206.html

(出典 http://yamadawindmill.web.fc2.com/fusya.html

天風の動作について
2mの風で回り始め、一旦回りだすと1m以下になっても回り続けます。風速8m/s位までは風に正対して回転しますが、それ以上の風になると風車は斜め上方に傾斜し、風車の受ける風圧を一定に保ち、安定した発電をします。暴風や突風時の際は風車の回転面はヘリコプターのように殆ど水平となり、風を避けます。従って如何なる暴風時にも安全に運転いたします。30KW以下の小規模電源用。

(出典 http://yamadawindmill.web.fc2.com/fusya.html

風速1mでも回り続けるということは、ごく僅かな風であってもずっと回り続けて発電を続けるということです。そして、風速7mで200Wの電力供給が可能!

つまり、風速7m以上がある状態であれば、50Wの電球を4つ点灯させることができます。また、ヒーターなども起動ができる電力と言えます!😆🌈

 

さらにスゴイのは、この「山田風車」のプロペラは、現代の理論で考えられる理想的なプロペラよりも、優れていたという点です!!

ちなみに、そのプロペラは山田さんの経験によって改良されたプロペラであり、一つ一つが家内制手工業による職人芸で作られていたのだとか!

 

この「山田風車」の技術は、現在の小型風車にも応用されているのだそうです!

f:id:yamabiko-a4:20201108213736p:plain

小型風車の集合体「風水仙(かぜすいせん)」

(出典 http://kamuimintara.net/detail.php?rskey=111200207t01

3.さいごに

山田さんの逸話を調べてみて、「世の中には、知られざる天才」がいるんだなと心から痛感しました。

僕の身近な人の中で一番スゴイと思っているのは、友人の経営者の向山雄治さんです。その理由は、事業参入をしてから10年以上も、右肩上がりで事業規模を拡大させているからです。

それだけを聞くと、向山さんはとても才能がある方に思えます。

しかし向山さんは、常々「才能があって上手くいく人は、小学校くらいのころから何かを成し遂げている」と話されています。そして同時に、自分が成功したのは「努力の結果」なのだと断言されます。

山田さんの偉業を知って、あらためて向山さんは努力の方だったんだなと感じました。

僕自身も、しっかりと地に足をつけて努力を積み重ねることで、より良い未来を切り開いていきます♪

😄✨🌈

 

【参考文献】

・森ノオト http://morinooto.jp/2014/10/30/elekifusha/

・グリーンコミュニティ ニュースレター 2014.06.06特別号  https://www.kkc.co.jp/service/env_energy/pdf/gcnl_vol_12.pdf

・人と生活に優しい小型風車の意義 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jwea1977/32/3/32_3_7/_pdf

日刊工業新聞 https://pub.nikkan.co.jp/uploads/book/pdf_file50dcf398625d5.pdf