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経済産業省推進!「洋上風力発電」が注目される背景と今後の展望!

どうも!やまびこです♪😊🍀

先日、ニュースを見ていた時に、「洋上風力発電という言葉が目に留まりました♪

というのも、最近ニュースサイトなどで「再生エネルギー」関連の記事を好んで読んでいたからです♪

 

なんと、経済産業省は「洋上風力発電」の産業競争力強化に向けて、2040年までに最大4500万キロワットの導入を目標とする「洋上風力産業ビジョン」を掲げたというのです。

4500万キロワットとは、大型火力45基分という膨大な発電量です!

先日、北海道で山田風車を普及させた山田基博(やまだともひろ)さんと山田風車について書いたこともあり、「洋上風力発電」について興味が湧きました♪

そこで今回は、この「洋上風力発電」が注目される背景と今後の展望について書いていこうと思います♪😆✨

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(出典:https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/renewable/wind/index.html

1.「洋上風力発電」で4500万キロワットを得るためには?

「洋上風力発電」で4500万キロワットを得るためには、どの程度の風車が必要になるのでしょうか?

それを計算するために、政府が2012年に福島県沖に設置した風力発電設備の発電量を参考に計算をしてみました。

福島県沖の洋上風力発電設備は、7000キロワット、5000キロワット、2000キロワットの発電設備が各1基ずつあります。(7000キロワットのものはすでに撤去済み)

計算をしてみると、

  • 7000キロワット:6,429基
  • 5000キロワット:9,000基
  • 2000キロワット:22,500基

1つの洋上風力発電所に何基の風車が設置されるかは分かりませんが、膨大な数の風車が必要であることが分かるかと思います。😉🍀

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福島沖での浮体式洋上風力発電システム

(出典:https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/renewable/wind/index.html

2.「洋上風力発電」が推進される背景

日本のエネルギー自給率は非常に低く、2018年の段階で11.8%です。

東日本大震災以後、原子力発電所を稼働させるための制約が厳しくなりました。現在、日本の電力は火力発電が頼りとなっており、石油が日々の生活や経済に大きな影響を及ぼすことは確実です。

しかし日本は2回のオイルショックの経験から、石油頼みのエネルギー供給をできるだけ少なくしたいという考えがあります。

そのため、日本はこの「エネルギー自給率」を上げることを目標として掲げ、様々な政策を行っています。

その一つが「洋上風力発電」の推進なのです。

経済産業省の「洋上風力発電」にかける期待は高く、先程参考として例に出した福島県沖の洋上風力発電設備に投資された額は、3基でなんと621億円!!

この計画は失敗に終わりましたが、同時に発表されたのが4500万キロワットの導入を掲げたビジョンです。

 経済産業省の本気度が見える報道だと思います。😆🌈

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日本の一次エネルギー供給構成の推移

(出典:https://www.enecho.meti.go.jp/

3.「洋上風力発電」の今後の展

「洋上風力発電」のプロジェクトを経済産業省が推進すると決めたことで、これから多くの企業が「洋上風力発電」の分野へ参入することが予想されます。

おそらくですが、「太陽光発電」を推進したときと同様に、これから政府主導で補助金を出すなどの政策をとることで「洋上風力発電」の推進をしていく可能性が高いと思います。

現在、「洋上風力発電」への着目度は非常に高く、株式市場などのトレンドにも上がっています。また、僕の友人である経営者の向山雄治さんも「洋上風力発電」について先日されており、幅広い分野で活躍している向山さんも着目する分野なのだと実感しました。

それもそのはず!福島県沖の洋上風力発電設備3基(合計14,000キロワット)の設置だけで合計621億円のお金が動いたのです!

4500万キロワット導入時までに、どれだけのお金が動くのかは想像できないレベルです!

もちろん、技術革新や大量生産によるコスト低減が進むとは思いますが、14,000キロワット=3基=621億円換算だと、4500万キロワット=9643基=約200兆円となるのです!

今後、2040年にかけて、「洋上風力発電」は官民の連携によってより発展していくことが予想されます♪🤩🍀

(出典:https://stg.sustainablejapan.jp/2018/12/19/orsted-offshore-wind-biodiversity-policy/36145

4.さいごに

日本のエネルギー自給率の現状や、世の中の流れを鑑みると、「洋上風力発電」がこれから発展していくことが予想されます。

政府も「洋上風力発電」を強く推進しており、その事業化へ向けた動きをみせる企業も多くあるようです。

この「政府が推進している」という点は、非常に大きなポイントだと思っています。

向山さんは、「国が推進していることをやる」ということが大切だと常々話をされています。
株式会社RNSという会社を立ち上げ、世の中の流れやビジネスチャンスを見つける先読み能力に非常に長けた方です。
事業を始めるにあたり、国が推進している事が1つのポイントになるそうです。

このように、「政府が推進している」プロジェクトとなった「洋上風力発電」は、国の大きな後押しによって、これから発展を続けていくと思います♪

😄✨🌈

 

 

【参考記事】

みんなの株式 

minkabu.jp

 

毎日新聞 

mainichi.jp

 

経済産業省

www.enecho.meti.go.jp