どうも!やまびこです♪
先日実家に帰った際、両親と昔の話をする時間がありました。
その際、様々な気づきがあったので、今日はそのことについて書こうと思います。
1.僕の地元の私立高校の栄枯盛衰
まず、とても興味深いと感じたのは、地元の私立高校の栄枯盛衰です。
僕の地元は九州の田舎で、東京や大阪のような有名私立がありません。
しかし、普通科や特進コースがある高校が2校あります。
あえてここでは名前は出さず、その2校をそれぞれA校、B校と呼ぶことにします。
僕が高校受験を受けたとき、A校は男子に人気があり、B校は女子に人気がある高校でした。そして、僕の主観で見ると、A校の方が人気があったように思います。
僕も、第一志望の高校に落ちたときの滑り止めとして、A校を受験していました。
しかし、ここ十数年で大きな変化が起きていました。
B校の人気が大きく上昇し、A校は大きく衰退したのです。
2.A校とB校の差を生んだ原因とは?
A校とB校の結果の差を生んだ原因は何だったのか?
両親の話を聞いた結果を元に、僕はその原因について考えました。
その結果、僕が考えた原因は「世の中の流れに適応したかどうか」でした。
まず、僕の実家のある田舎の現状です。
昔は非常に子供が多かった僕の地元ですが、現在は大幅に子供の人数が減少しています。
高校へ進学する子供の人数が、減少の一途を辿っているのです。
そのため、同じようなレベルの人が行くA校とB校では、生徒の取り合い合戦が激化することは必然でした。
そんな中、B校は古い校舎を捨て、より広く大きな土地を確保して移転を決定しました。移転先は、僕の田舎の中で新たに開発が進んだ地域です。
そのあたりには新しく引っ越してきた人や新規の住宅街ができるとともに、広い敷地を持つショッピングモールや電気屋などのお店ができた場所でした。
また、B校は相談室などの設備も完備しました。学校の生徒は、相談室の中で勉強し、試験に合格をするのであれば、1度も教室に行かずとも高校卒業の実績を与えられるというのです。
こういった相談室は、今の高校には必ずあるそうですが、そんな施策があることを僕は最近知ったのです。
このように、B校は校舎移転という投資に成功し、現在のトレンドを取り込んだ施策にも成功しました。
現在では、そのきめ細かなサポート体制が人気を呼び、学校の定員に対して3倍ほどの中学生が入試を受けるのだそうです。
さらに、B校は「中学生に対して行う学校説明」が面白いという伝統があります。
僕が中学生だったときに聞いたその学校の説明は、聞いている中学生全員が目を覚まして爆笑するほどの面白さでした。
その伝統は今も続いており、中学生に対して営業を行う先生がいるのです。
それに対して、A校は特に大きな施策などは行わなかったようです。
校舎の位置は変わっておらず、大きな変化があったという情報自体がありません。
ただ、A校はあまり良い噂がなく、B校に対してA校の人気が大幅に減少し、受験者数が減少していることは間違いのない事実のようです。
その結果、新しい校舎で設備が整っており、先生の評判が良いB校の一人勝ちという結果となっていたのです。
3.B校の成功が決定的となった理由
B校の成功が決定的となった今から見ると、B校の取った方策はいいことだらけであり正解だと感じます。
しかし、B校がとった校舎移転という方策は、B校にとっては大きなチャレンジでした。
今の校舎を捨て、おそらくは数十億単位でのお金を使って校舎を移転するのです。
もし失敗すれば、学校としての経営が成り立たなくなります。
また、「生徒の全体数が減っている」という状況であるため、旧校舎であっても生徒を受け入れることはできたはずです。
そんな中で、よりも大きく広い土地へ移動するというのも挑戦だと思います。
様々なリスクを背負いながらも、改革を断行したことがB校が成功した大きな理由なのだと思います。
4.リスクを背負うことが、さらなる飛躍へとつながる
リスクを背負いながらも改革を断行し、成功させること。
これは経営者にとって必要な能力であると思います。
そう思うのは、僕の友人で経営者の向山雄治さんがそういった方だからです。
向山さんは僕の最も身近にいる経営者で、株式会社RNSという会社の創業者です。
その向山さんの経歴は、向山さん自身のnoteに詳しく書かれています。
このnoteの記事を読むと、向山さんが昔から様々なチャレンジを行い、自分の努力によって結果を出してこられたことが分かります。
大きく華々しい実績を出されている向山さんですが、その大きな実績の裏には小さな努力と結果の積み重ねがあります。
小さな成功を積み重ねたからこそ、大きな成功があるのです。
そして、大きな成功をしたからこそ、向山さんは東京MXのHISTORYやHUMANSTORYといったメディアにも取り上げられ、テレビ出演もされました。
良い実績を作ると、そこから噂が広がって、さらに飛躍することができるという良い例だと思います。
この流れは、先程話をしたB校の躍進と似ています。
まず、リスクを背負いながらも結果を出し、次にそれが良い噂となって結果がついてくるというサイクルができるのです。
世の中の成功者は、まず先に建設的なリスクを背負うことから成功を手にしているのです。
もちろん、その「建設的なリスク」は人それぞれあると思います。
しかし、リスクを背負うことが成功への道へとつながっているのだと、確信しています。
5.さいごに
今日は、僕の地元の田舎の高校の栄枯盛衰から学んだことについて書きました。
僕はこの記事で書いたA校を受験し、特進コースに合格した経験があります。
そのため、A校の人気が落ちているという話を聞いた後、かなり残念な気持ちになりました。
しかし、B校の躍進の原因を調べてみると、B校は上手くいく要素を事前に準備し、実践していたことが分かりました。
そしてそれは、僕個人に対しても適用できる部分があると思います。
まずリスクを背負った上で、上手くいくようにチャレンジをする。それが、成功へとつながる道なのだと思います。